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アジア選手権が終わりました。金メダル2つ、銀一つ、銅4つ(3つの記載はオフィシャルの間違いですよね)
日本の大躍進と言える大会だったと思います。

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選手達からの依頼が有り、8月の約三週間、台湾合宿を企画し、ハードな合宿をしてきました。
合宿の目的はアジア選手権でメダルをとること。韓国での遠征中、加藤君、後藤さんから期間を相談された時は、正直反対もしました。
彼らが参加しなくてはいけない国内大会と代表合宿があったからです。過去のチャンピオン達も重要大会に参加せず遠征、合宿に行っている前例があるとは言え、これには反対の立場をとらなければいけないと思いました。
最終的にはメダルを獲りたい、速くなりたいという熱意に押され、長めの合宿に監督として付いていく事になりました。

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台湾合宿に連れて行った選手のほとんどは、kazaxに所属している選手ではなく、普段は各クラブで練習をしている選手たち。
既に実力を持っている選手たちですが、他の国の選手に比べると決定的なモノが抜け落ちていると常々感じていました。
それは、スピードと経験です。
持久力ではそれなりに対応できていても、スピードが足りず、序盤で決定的な差を付けられる場面が多いのが日本選手の特徴でした。
そして経験。スピードにある程度対応できる選手でも、国際大会の本番で順位を下げてしまう…歯がゆさを感じていました。
しかし、練習が足りない、気持ちが足りない、これ以上は選考しても無駄、、!と切り捨ててしまうのが、このスポーツの現実として有ります。

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変な比喩ですが、料理に喩えたいと思います。
とても良いお肉が有るとします。しかし、味付けもろくにせず、焼きもせずお客さんに出したら低評価を受けますよね。日本代表選手たちは、各クラブの指導の下、本人たちの努力と情熱も有り、すばらしい素材に出来上がっていますが、ほとんど味付けがされていない料理だったと思います。

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台湾合宿でできる事は、素材の向上(スピード、スタミナ)経験の向上(味付け)がいっぺんにできる事です。
しかし、味付けというのは難しいもので、変に香辛料をまぶしても不味くなってしまうものです。やはりコックさんでないと料理はできません。
ただ、単に海外に行って練習するのは簡単な事です。靴を持って飛行機に乗ればいいのですから。
しかし、相手は人間と人間。練習の輪に入る事ができるように声をかけてあげる事、それができたら自分自身でできるように促す事が、良いポジションでスピードトレーニングをするには必要です。
多くの選手は海外合宿で、この部分でつまずいてしまいます。集団の中に入れず、そうこうしている間にBグループ、Cグループの下位グループに振り分けられて、場合によっては相手にもされず、ろくな練習もできずに期間が終わってしまいます。
そんな事にならないように、要所をアドバイスするのが一つの仕事でした。

そして、3週間で4回のもの試合を行いました。練習だけでは得られない経験を積むためです。時には失敗し、時には成功し、、その度に一人一人に僕の経験を伝え、対処法を教えてきたつもりです。
僕自身はブレイクアウェイの得意な選手で、現役時代、勝利のほとんどはブレイクアウェイでした。そして、岡部君と加藤君、二人の金メダルはブレイクアウェイから生まれたものでした。もしも僕のアドバイスが良いスパイスになってくれていたら、嬉しい事ですね。
僕が代表時代一番欲しかったアジア選手権金メダルを獲ってくれた二人を誇りに思います。

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